AQUOS zero2(SH-01M)の電源が入らない症状で、基板側の診断をご依頼いただいた事例です。バッテリーのコネクタにDC安定化電源をつないで電流の推移を確認し、CPU回路の断線を疑ってCPUリボールを行いました。周辺ICのリボールは不要で、CPUのみの作業で起動まで回復しています。
症状・お預かり時の状態
| 機種 | AQUOS zero2(SH-01M) |
| 症状 | 電源が入らない。 |
| 経緯 | 故障に至った経緯は不明で、基板側の診断からのご依頼 |
お送りいただいた時点では、電源が入らず何も反応がない状態でした。
初期診断:まず何を測るか
まずは基板に電源を供給し、電流の流れ方から確認しました。
- バッテリーのコネクタにDC安定化電源をつなぐ
- 電流の推移を確認する
- 電流の推移から、CPU回路の断線を疑った

処置内容
CPU回路の断線が原因と見て、CPUのリボールを行いました。
- クリーニング:古いはんだを除去する
- ボール形成:新たにはんだを塗り、ボールを形成する
- 取り付け:CPUを基板に取り付ける

今回は周辺ICのリボールは不要で、CPUのみの作業で済みました。当店の経験では、この機種はCPUをリボールすると周辺ICのリボールも必要になることが多く、熱の掛け方が非常に難しい機種です。
結果・動作確認項目
CPUリボール後、以下の項目を確認しました。
- 電源が入り、起動した
- 画面に緊急時情報(ダイヤル)画面が表示された
いつも通りのCPUリボールで、周辺ICに手を入れずに直ったのは、店主としてもうれしい結果でした。

ご提案
当店の経験では、AQUOS zero2はCPUをリボールすると周辺ICのリボールも必要になりやすく、熱の掛け方が難しい機種です。どこまでの作業が必要になるかは基板の状態によって変わる可能性があり、基板修理の経験が結果に表れやすい領域といえます。
想定される依頼シーンとしては、①電源が入らずCPU回路の不具合が疑われる端末、②CPUの作業で周辺ICへの熱の影響が心配される機種の2つが挙げられます。
診断のみのご依頼にも対応しており、当店ではiPhoneやAndroidのスマートフォンから、iPad・タブレット、Switch・PS5などのゲーム機、ノートPCまで幅広い機種の基板修理に対応しております。機種ごとに依頼先を分ける必要がなく、基板修理の窓口を当店1社にまとめていただけます。
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