ドックコネクター交換のような部品交換では、作業中に基板側のパターンを傷めてしまうことがあります。そうなると部品を交換するだけでは直らず、どう対応するか悩むケースも少なくありません。今回ご紹介するのは、iPad 6のドックコネクター交換の作業中にコネクター周辺のパターンが剥がれ、充電ケーブルを挿しても反応しなくなった基板を、パターン修復も含めてお預かりした事例です。
症状・お預かり時の状態
| 機種 | iPad 6 |
| 症状 | 充電ケーブルを挿しても反応がなく、充電されない。 |
| 経緯 | ご依頼元でドックコネクター交換の作業中にパターンを損傷し、修復も含めた基板修理のご依頼 |
初期診断:まず何を測るか
今回は損傷の経緯がすでにわかっていたため、テスターでの測定よりも先に、損傷箇所を拡大して目視で確認するところから始めました。- お預かり時の状態を確認しました。ドックコネクター周辺で、配線数本とコネクター取り付け用パッドの一部が失われていました。ご依頼元での交換作業中に剥がれてしまったものです。
- 損傷箇所を拡大し、損傷が写真で見える範囲にとどまっているかを目視で確認しました。
- 損傷箇所の周辺にある配線やパッドにも、剥がれや欠けなどの異常がないかを拡大して目視で確認しました。

処置内容
- 失われた配線を作り直し、ドックコネクター周辺のパターンを再生しました。
- コネクター取り付け用パッドのうち、失われていた部分も再生しました。
- 再生したパターンに新品のドックコネクターを取り付けました。
結果・動作確認項目
パターンを再生して新品のドックコネクターを取り付けた後、以下の項目を確認しています。- 充電ケーブルを接続したときに反応するか
- 充電が始まり、途中で途切れずに続くか
- 画面の表示とタッチ操作が正常に動作するか
- 充電中や動作中に異常な発熱がないか
ご提案
ドックコネクター交換は配線やパッドが密集した箇所での作業になるため、この作業自体に苦労される業者様も多く、交換中にパターンを傷めてしまったというご相談は珍しくありません。今回のように配線数本とパッドの一部が失われた程度の損傷であれば、パターンの修復から新品コネクターの取り付けまで当店で対応できます。作業ミスでパターンを傷めてしまった場合でも、その状態のままお気軽にご相談ください。
想定される依頼シーンとしては、①部品交換の作業中にパターンを傷めてしまい、修復まで含めて任せたい場合、②パターン損傷の有無を含めて基板の状態を診断したい場合の2つが挙げられます。
診断のみのご依頼にも対応しており、当店ではiPhoneやAndroidのスマートフォンから、iPad・タブレット、Switch・PS5などのゲーム機、ノートPCまで幅広い機種の基板修理に対応しております。機種ごとに依頼先を分ける必要がないため、基板修理の外注窓口を1社にまとめられます。
修理のご相談や料金はホームページでご確認いただけます。お問い合わせは公式サイトの問い合わせフォームよりお気軽にどうぞ。
