2026/10/03

iPad Air 11inch(M2)A2903 電源不良|シールドの隙間からギリギリ見えたショート箇所!コンデンサ除去で復旧

「電源が入らない」という症状は、基板上で原因を突き止めるまで修理の見通しが立てにくく、悩ましいものです。今回は、iPad Air 11inch(M2)A2903の電源不良について、メイン電源のショートを特定し、ショートしていたコンデンサを除去して復旧した事例をご紹介します。内容自体はよくある故障ですが、iPadの基板は所々がシールドで覆われており、ショート箇所を探すのに手間がかかります。今回はショート箇所がシールドの隙間からギリギリ見える位置にあり、運が良かったケースでした。

症状・お預かり時の状態

機種iPad Air 11inch(M2)
症状電源が入らない。
経緯自然故障

自然故障により電源が入らなくなった状態でのお預かりです。まずは通常の手順で、電源まわりの状態を確認していきました。

初期診断:まず何を測るか

電源が入らない症状では、まず給電時の電流から確認します。今回も通常の手順で、ショート箇所の特定を進めました。

  1. バッテリーのコネクタを外し、DC安定化電源から給電して電流を確認しました。
  2. テスターで抵抗値を確認しました。iPadの基板は所々がシールドで覆われているため、ショート箇所を探すにはシールドを取る手間がかかります。
  3. 通電時の発熱を確認し、メイン電源のショート箇所を特定しました。今回はショートしていたコンデンサがシールドの隙間からギリギリ見える位置にあり、運が良かったです。

処置内容

特定したショート箇所に対して、次の処置を行いました。

  1. ショートしていたコンデンサを除去しました。
  2. 新品は実装せず、除去のみで対応しました。

結果・動作確認項目

ショート解消後、以下の項目を確認しました。想定どおり画面が表示されたときは、ほっとしました。

  • 電源の起動
  • 画面表示とタッチ操作
  • 充電の認識
  • 発熱と消費電流の推移

ご提案

メイン電源のショート自体はよくある故障ですが、iPadの基板は所々がシールドで覆われているため、ショート箇所の特定に手間がかかることがあります。今回はシールドの隙間から確認できる位置だったため、運が良かった事例でした。

想定される依頼シーンとしては、①電源が入らないiPadで、基板上のショート箇所の特定が必要な場合、②シールドに覆われた基板で、ショート箇所の探索に手間がかかる場合の2つが挙げられます。

診断のみのご依頼にも対応しており、当店ではiPhoneやAndroidのスマートフォンから、iPad・タブレット、Switch・PS5などのゲーム機、ノートPCまで幅広い機種の基板修理に対応しております。機種ごとに依頼先を分けることなく、基板修理の窓口を1社にまとめていただけます。

修理のご相談や料金はホームページでご確認いただけます。お問い合わせは公式サイトの問い合わせフォームよりお気軽にどうぞ。

「まずこの基板を見てもらえるか聞きたい」という段階でもかまいません。症状や基板の写真を添えて、LINEからそのままご相談いただけます。

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