起動して待ち受け画面まで進むのに、そこから再起動してループしてしまう。一見するとソフトウェアの問題に見えるため、どこに原因があるのか見当をつけにくい症状です。今回はGalaxy A52(SC-53B)で、CPUリボールによって改善した事例をご紹介します。
症状・お預かり時の状態
| 機種 | Galaxy A52(SC-53B) |
| 症状 | 待ち受け画面まで起動した後、再起動を繰り返す。 |
| 経緯 | 故障に至った経緯は不明で、基板側の診断からのご依頼 |
起動自体はするものの、待ち受け画面から先に進めない状態でのお預かりでした。
初期診断:まず何を測るか
まずは症状を確認し、そのうえで基板の状態を見ていきました。
- 症状を確認したところ、待ち受け画面まで起動した後に再起動を繰り返しました。症状だけを見ると、システムエラーなどソフトウェアの問題のように見えました。
- 基板を確認しましたが、基板上では特に異常が見当たりませんでした。


処置内容
基板上に異常が見当たらなかったため、ダメもとでCPUのリボールを実施しました。新品部品の交換は行っていません。
- 古いはんだを除去するクリーニングを行いました。
- CPUに新たにはんだを塗り、はんだボールを形成しました。
- はんだボールを形成したCPUを基板に取り付けました。


結果・動作確認項目
リボール後、以下の項目を確認しました。
- 起動し、画面が表示された(緊急通報画面)
- 再起動のループが解消し、症状が改善した
リボールで改善したことから、今回の原因はCPU回路の断線だったと判断しました。改善したときは、正直ほっとしました。

ご提案
今回の事例では、ソフトウェアの問題に見える症状でも、基板側(CPU回路)に原因がある場合がありました。基板の確認で異常が見当たらない場合でも、内容によってはダメもとで試してみる価値があると改めて感じた一件です。なお、リボール作業自体は当店でよく行っている作業です。
想定される依頼シーンとしては、①起動後に再起動を繰り返す端末、②ソフトウェアの初期化や再インストールで改善しなかった端末の2つが挙げられます。
診断のみのご依頼にも対応しており、当店ではiPhoneやAndroidのスマートフォンから、iPad・タブレット、Switch・PS5などのゲーム機、ノートPCまで幅広い機種の基板修理に対応しております。機種ごとに依頼先を分けず、基板修理の窓口を1社にまとめていただけます。

