2026/10/28

Nintendo Switch2 電源不良|検査は異常なし…なのに原因はCPU断線!リボールで復旧

電源が入らない症状は原因の候補が多く、検査で異常が見当たらないとなると、どこに手を付けるべきか悩ましいところです。今回は、自然故障で電源が入らなくなったNintendo Switch2で、通常の検査では異常が見当たらなかったものの、CPU作業(リボール)を試したことで改善した事例をご紹介します。

症状・お預かり時の状態

機種Nintendo Switch2
症状電源が入らない。
経緯自然故障(気づいたら電源が入らない状態)

気づいたら電源が入らなくなっていたという自然故障で、まずは基板の状態を確認しました。

初期診断:まず何を測るか

通常の診断手順に沿って、次の順で検査しました。

  1. バッテリーのコネクタを外し、そこへDC安定化電源をつないで電流の入り方を確認しました。
  2. テスターで抵抗値を確認し、ショートしている箇所がないかを確認しました。
  3. 通電した状態で、発熱している箇所がないかを確認しました。ここまでの検査では、いずれも異常が見当たりませんでした。

処置内容

検査では異常が見当たらなかったため、今回はCPU作業を試してみることにしました。

  1. 通常の検査で異常が見当たらなかったため、CPU作業(リボール)に着手しました。
  2. 基板からCPUを取り外しました。
  3. CPUの古いはんだを除去し、クリーニングしました。
  4. CPUに新しくはんだボールを形成しました。
  5. CPUを基板に取り付けました。

結果・動作確認項目

  • 起動し、設定画面が表示されることを確認
  • CPU作業後、電源が入るようになり症状が改善

CPUのリボールで改善したことから、今回の原因はCPU回路の断線と判断しました。情報の少ない機種だっただけに、画面が点いたときには確かな手応えを感じました。

ご提案

Switch2はまだ依頼が少なく、修理に関する情報も多くないため、今回は研究しながらの作業となりました。初代Switchでは、CPUの断線はほとんどがブルースクリーンとして現れるため判断しやすかったのですが、今回のSwitch2では「電源が入らない」という症状でCPU回路の断線でした。Switch2ではCPU断線が必ずしもブルースクリーンとして現れるとは限らない可能性があり、判断をより正確にするための研究が引き続き必要だと感じています。通常の検査で異常が見当たらない場合でも、CPU回路が原因になっていることがあります。

想定される依頼シーンとしては、①Switch2で電源が入らず、通常の検査で異常が見当たらない端末、②部品交換では改善しなかったSwitch2の2つが挙げられます。

診断のみのご依頼にも対応しており、当店ではiPhoneやAndroidのスマートフォンから、iPad・タブレット、Switch・PS5などのゲーム機、ノートPCまで幅広い機種の基板修理に対応しております。機種ごとに依頼先を分けず、基板修理の窓口を1社にまとめていただけます。

修理のご相談や料金はホームページでご確認いただけます。お問い合わせは公式サイトの問い合わせフォームよりお気軽にどうぞ。

「まずこの基板を見てもらえるか聞きたい」という段階でもかまいません。症状や基板の写真を添えて、LINEからそのままご相談いただけます。

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