2026/10/11

Nintendo Switch 電源不良|通電で150℃まで発熱!原因は充電IC近くのコンデンサでした

電源が入らない症状は、原因の候補が多く、どこから手を付けるかで診断の手間が大きく変わります。今回は、電源が入らないNintendo Switchの基板診断のご依頼で、充電ICにつながるコンデンサのショートが見つかった事例をご紹介します。ショートした箇所は発熱でパターンまで焦げていたため、コンデンサの交換とあわせてパターンの修復も行いました。

症状・お預かり時の状態

機種Nintendo Switch
症状電源が入らない。
経緯故障に至った経緯は不明で、基板側の診断からのご依頼

初期診断:まず何を測るか

電源が入らない端末に対する当店の通常の手順で診断を進めました。

  1. バッテリーのコネクタにDC安定化電源をつなぎ、電流の入り方が正常な挙動からずれていないかを確認しました。
  2. 電流の入り方から怪しい系統に見当をつけ、テスターでその系統の抵抗値を確認しました。
  3. 通電した状態でサーマルカメラを当て、基板上の発熱の出方を確認しました。

ショートの可能性を踏まえて熱で箇所を探したところ、150℃まで上がっている明らかな異常発熱箇所が見つかりました。発熱していたのは、充電ICにつながるコンデンサです。

処置内容

  1. 異常発熱していたコンデンサを除去しました。
  2. 除去した箇所はパターンが焦げていたため、パターンを修復しました。焦げた跡を見て、それだけの熱が出ていたのだと改めて実感しました。
  3. 修復したパターンに、正常なコンデンサを実装して交換しました。

結果・動作確認項目

ショート解消後、本体に電源を入れて次の点を確認しました。

  • 起動してホーム画面が表示された
  • 画面右上に充電中の表示が出ている

ご提案

今回の事例のように、電源が入らない症状の背景に、充電まわりのコンデンサのショートがある場合があります。ショートした箇所は発熱でパターンまで焦げていることがあり、その場合は部品の交換だけでなくパターンの修復が必要になる可能性があります。今回は通電時の発熱の出方から箇所を特定しました。

想定される依頼シーンとしては、①電源が入らず、電源まわりのショートが疑われる端末、②部品の周囲のパターンが焦げている・損傷しているなど、基板の修復が必要になりそうな端末の2つが挙げられます。

診断のみのご依頼にも対応しており、当店ではiPhoneやAndroidのスマートフォンから、iPad・タブレット、Switch・PS5などのゲーム機、ノートPCまで幅広い機種の基板修理に対応しております。機種ごとに依頼先を分けることなく、基板修理の窓口を1社にまとめることができます。なお、技術的に対応可能な切り分けをあらかじめ実施いただいたうえでご依頼いただけますと、診断がスムーズです。

修理のご相談や料金はホームページでご確認いただけます。お問い合わせは公式サイトの問い合わせフォームよりお気軽にどうぞ。

「まずこの基板を見てもらえるか聞きたい」という段階でもかまいません。症状や基板の写真を添えて、LINEからそのままご相談いただけます。

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